シスターになるには

カノッサ修道女会のシスターになりたい..?
このページはきっと、召命に悩まれている方の役に立つことと思います。
神様は、私たち一人一人ののために、愛の計画を持っておられます。 召命について迷っているのなら、一緒に祈りと勇気をもって、召命の識別をさがす旅に出てみませんか。

シスター
Come and See

通常の生活を送りながら、定期的にカノッサ修道院を訪れます。
通い、または宿泊を通し、兄弟的共同生活 (祈り、食事、奉仕活動などを共にする生活) を通し、 シスターたちの生き方に触れ、生活スタイルを体験します。 聖霊やみことばを通して語られる主イエス・キリストの呼びかけを祈りのうちに深めながら、 同伴するシスターと共に「呼びかけ」を識別していきます。 この時期は、一人ひとりの歩みによって期間が変わります。

修練準備期

修練準備期は、志願期とも言います。カノッサ修道会に入会すると、悲しみの聖母のメダイを受け志願者として修道院に入ります。養成担当のシスターの指導のもと、カノッサ修道女会の霊性を学び、召命の識別を深めます。修練準備期は、自分の賜物を修道会のカリスマとを比較していきます。修道生活という形式の中で、志願者にとって成長と識別の時です。志願期に入るためには、18歳以上であること、受洗から3年間以上の経過が必要です。期間は1年~2年です。

修練期

修練期は、十字架につけられたキリストに心から従っていく経験の特別な時期です。修練者は、御子の忠実な弟子にして十字架の下における愛徳の母であるマリアの導きによって、十字架につけられたキリストを自分という存在の中心に置く準備をします。この期間は、日本国内だけではなく他国と連携したインターナショナルな環境で行われます。修練期は2年間です。

有期志願期

初誓願によって有期誓願期という養成の新しい段階に入ります。有期誓願者は、これまでの歩みを続けながらも、新たな歩みを始めます。この期間では、日々の生活の中で生涯奉献していくという決意をさらに深めていきます。有期誓願期は、5年〜9年続きます。

終生誓願

終生誓願は、自分の全生涯、全存在、全活動を包み込む、決意を生涯続ける誓いです。終生誓願をたてることで、わたしたちは神への奉仕と教会への奉仕のために生涯自分をささげ、十字架につけられたキリストの精神に従い、公に貞潔、清貧、従順の誓願をします。期間は一生涯つづきます!

Sr. 玉腰 美由紀

Sr. 玉腰 美由紀

愛知県生まれ。一宮教会出身。生後12日目に受洗。思春期に教会を離れ、放蕩したのちに回心。 神さまの厳しいイメージから解放され、いつくしみ深い大きな愛に魅せられて、修道会入会。

カノッサ修道女会の好きなところは?

明るく、シンプル。一人ひとりの個性や違いを受け入れ尊重しながら、喜び合えること。十字架につけられたキリストの最大の愛をカリスマの源泉としていること。

日々の生活はどんなものですか?

祈りから力をいただき、長上のシスターから委ねられた奉仕職を中心に、共同体内の奉仕と人々との出会いの中で、神さまの愛を伝えられたらと願っています。具体的に現在の生活は、種々の祈り、宗教の授業、宗教行事、会計、料理、掃除、車の運転などです。

思い出は?

イタリアで修練をしたのですが、言葉も文化も違う中で不安になる時がありました。 そんな時、日本人のシスター(姉妹)が突然現れて、その時の私に必要なことを早口で語って、お礼を言おうと思った時には、その姿は消えていました。まるで、神さまのみ使いが突然現れて、メッセージを残してくださったかのようでした。他にも、私を支え励ましてくださった方の言葉や笑顔が、感謝とともに心に残っています。

思い出深いエピソードは?

シスターになりたての頃、若い女性が私に「シスター、苦しいときや辛いとき、賛美の祈りをすると力がもらえるんですよね」と話してくださいました。同世代の人が確信をもって言うので、心に残ったのですが、そのとき苦しさや辛さがあったわけではなく、忘れてしまいました。 何年も経って、私にとって重い任務を任せられたとき、その任務を果たすために歩いていると、突然、私の意志とは無関係に「主よ、あなたを賛美します!」という祈りが沸き起こってきました。そして、力に満たされたのです。言葉の持つ不思議な力と、神の導きの奥深さを体験したエピソードです。

若者へ一言!

神さまは私たち一人ひとりを愛を込めて創り、見つめ、語りかけてくださっています。 毎日の生活の中で心を満たしてくれるものはいろいろありますが、心に深く残ること、温かさや慰めを感じたことを大切にしてください。そうするうちに神さまの呼びかけを感じ、知る恵みも与えられると思います。その呼びかけに勇気をもって応えてください。それは、真の幸せ、自己実現への道ですから。

Sr. マルティネス・ヴァレリア

Sr. マルティネス・ヴァレリア

アルゼンチン出身。カトリックの家庭に生まれる。
1992年にアルゼンチンで入会、終生請願のち来日。 新しい物事にチャレンジすることが好き。 人に役に立つことや、お手伝いする事が好きです

カノッサ修道女会の好きなところは?

喜びの中に生き、命を懸けて主と兄弟姉妹に自分を全て捧げられることです。

日々の生活はどんなものですか?

祈りからはじまり、毎日の共同体とともに食事をとり、掃除、買い物、姉妹兄弟との出会い、ミーティングなど、「神から頼まれた奉仕」をする毎日です。

思い出は?

有期誓願者の時、5年間パラグアイにおりました。同じスペイン語でもグアラニー語も混ざる文化圏の中で、コミュニケーションが大変だった事を覚えています。でも、貧しさの中でも、神への信頼をおくこと、聖母マリアへの母としての愛は強く持ったことなど、そこでは、本当に数えきれないことを学びました。

シスターの生き方とは何ですか?

沢山のことをするではなく、1つ1つの行いに愛を込めることは、喜びと平和の秘密だと思います。

若者へ一言!

私たちは神様の愛から生まれた存在です。その愛に触れることによって、幸せの道を見つけます。 勇気を出して、神さまの呼びかけの声を聴くようにしてください。 きっと神様は、あなたのために、愛にあふれている幸せへの道を見せてくださるでしょう。